丹波でさくっとライドした翌日は、2人のおてんば貴婦人とのグラベルライドです。
亀岡まで&からの輪行で、距離は予定約45キロ程と短め。それに安心していたわたしがウカツだった・・・(苦笑)^^;
まずは1人目の貴婦人・ボン子さんと駅で待ち合わせてコスモス畑へ。
辺り一面コスモスやら、サルビアやら、セージやら、沢山のお花が咲いている景色は素晴らしい!どんどん車で沢山の人がやってきて、中では美味しそうな地元のものを使った松茸ご飯、大福、味噌ネギごはん、とか色々魅力的なものも!補給食に大福を少し買いました。
コスモスのブーケってこんなにかわいいのですね!車で来ていたら、買いたかった~!!
さて。コスモスで心が潤ったら、今度は林道へ参ります。
ここは同じルートは通ったことはないものの、違うルートで通ったときに大好きになったエリアです。
光の入り具合で木漏れ日がなんと美しいこと!気温が11度ぐらいでしたが、ゆるく登っていくので丁度いい感じでした。
どんどんオフロードに入りますが、木の根っこ、浮石大き目ゴロゴロ、うわわわわ!とか言いながらも、ここはまだ「序の口」。全然走りやすかったのです。
オフロード姉さんのボン子さんは長野のSDA100kmのグラベル(というかものすごい険しい山道)をマウンテンバイクではなくグラベルバイクで走破できたという最強の貴婦人(ボン子さんブログでどれほど過酷か確認できます)。普通に走れるグラベルはグラベルとは言わないのです(笑)。
途中、道が無くなり、崖っぷちを二人でバイクを担いで、倒木もバイクを崖に落とさないよう慎重に超えながら先の道を探ります。え?二人とも普通のロードバイクで、です^^;。
この写真の右側が崖、私の先にいる貴婦人はバイクを置いて、まずは道が通れそうかどうかの偵察へ。「やめよう」という判断になりましたが、こちらへ戻ってくる際も壁をぎりぎり這うようにつたいながらという・・・(苦笑^^;)。
足元は泥んこになりながら戻り、次は違うグラベルロードへ。これがまたすごかった。。。
写真は一枚もありませんが(余裕ゼロ)、浮石が多くてものすごくテクニカルな道でわたしは惨敗。
大き目のギャップに乗り上げるのに失敗して派手にコケました。*空気圧をその場で抜く、ということを学習。
その先では貴婦人までもがコケている!そう、とても難しい道なのでした。ここはもう負けを認めて、ランチへと街に戻ります。
ランチはイタリアンのラレッタさんへ。これが最高に美味しかった~!!まずは前菜がすばらしい!
あまりに美味しくて、リコッタチーズと柿の前菜をおうちでまねっこしました。
しらすと九条ネギのパスタもめっちゃくちゃ美味しい!これもまねっこしましたよー。
そしてデザートまで全く気が抜けてない素晴らしさ。ものすごく丁寧に作られていて、感激のランチ。グラベル+こんなに美味しいレストランでのランチ、ってあまりの違いにドラマティックです。
「もうこれでやめておいてゆっくりお茶して帰りましょうか~」という気になったのですが、ランチからジョインしてくれた2人目の貴婦人もグラベルがお好きとのことだったので、一緒にもうちょっと遊びましょう?と午後の部へ。いやはや、これが「生きて帰れるのか?!」と思うところに行くだなんて、誰が想像できたでしょう・・・。
これまた最初の方~途中まで写真がありません。余裕ゼロ!ゼロ、ゼロ!いや、マイナスです!!
もちろんまたコケました。この日の大きなコケ2度目。
大きい石がごろごろしてても勾配11-13%までは「普通の道よりもグラベルの方が道に気を取られてしんどくないですねぇ!」なんてゆっていたのもつかの間。そこからはどんどん勾配が19%-22%と上がっていき、「えぇ?!うそでしょ・・・・・・」と、もうどうしようもないので、バイクを押し歩き。
「もうこれでしんどい所は終わったと思うよ~」とボン子先生はこの後数回この言葉を口にされますが、どうやらしんどい所は覚えてない、という脳の仕様だったとのこと(爆笑)。彼女も新鮮に毎回しんどいそうです(えー!)。
「でもここを超えると絵本のような美しい世界が出てくるのよ~」と聞いて、「じゃぁ行きましょう!」と先をすすめることにしたものの・・・・。
この後もどんどんすごい勾配が長めにやってきて、わたしと貴婦人#2のMさんはもはやハイキング状態に。ちっともバイクに乗って走れる状態ではなくなります。脚は完全に売り切れ。8%ぐらいの勾配でももう登れないぐらいに。。。。
バイクを押す時間がまぁまぁ長かった後に、美しい世界もちゃんと出てきました!
貴婦人Mさん、がんばってます!
実はもっと美しい場面もありましたが、下りの気を遣う道だったので写真は撮れず。
結局写真は余裕がある、マシな道の時にしか撮れないのですねぇ。後の記録のことも考えて写真を撮ろうなんて余裕はみじんも出てこないのでした。いやはや、この後もすごかった。。。。。
それでも下りになると美しくて楽しくて、比較的通りやすい道にもなるところも。途中で至近距離で鹿さんにも出会ったり。
グラベル好き!と言っていましたが、このルートの60%ほどはビビる箇所続出。ひやひやしながら通ったのでした。Mさんは自転車歴もまだ浅いそうなので、ちょっとトラウマになったそう(←いや、わたしもなりえるレベルでした)。。。まだ同じように苦労する人がもう一人いてくれて本当に助かった。。
このルートは逆からの方がまだ走れる場面が多いな、という印象でした。はい、もはやハイキングの場面が多くて本当に苦労したのです。何せ勾配がキツイ・・・・グラベルでこれは無理でした。そして舗装路が出てきても、17%ぐらいがずっと続く箇所はこれもハイキングに。バイクに乗らずしてふくらはぎがパンパンになるという・・・^^;。でも無事に脱出できて、バイクも体も大したケガはなくて自分を褒めましたよ。
こんなすごい所をさらっと行かれる貴婦人ボン子先生はすごすぎるー!SDAのためにこんなすごい道を一人でデータだけ見て練習に来てたそうです。こんなところで何かあったらどうするのでしょうか。。。熊もでるところだし、ひー!恐れ入ります!!
SDAの道はわたしには遠すぎるということがよくわかりましたが、でもこんなすごい思いをしても、楽しかったのには間違いなかったのです。もう少しマシな道からちょっとずつお稽古に、また次回もおてんばライドに行く予定です(←懲りませんね)。
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この日のグラベルレベル:10/10 (完全負け試合の道含む)
気温:最高18℃、走りだし11℃、曇りで林道部分が寒かった
ウェア:
夏用メッシュ+冬用メッシュ長袖ベース、
起毛なしロングジャージ、
夏物ビブ+レッグウォーマー、
ジレ、
ウィンドジャケット、
ネックウォーマー
指ぬきグローブ(ちょっと寒かったけど、フルフィンガーだと暑かった)
*ジレやJKを何度も着替えるのが結構面倒だった。ボン子さんはノースリーブメッシュベース+スープレス?のJK+メリノネックウォーマーで着替えることもなく、すごく快適そうだった。ボトムは夏用モンベルパンツ+ウールのハイソックス。
今晩は。
いやいや,スゴイ。前菜の多彩さも,グラベルの過酷さも,そこをロードバイクで走る人も。極めつけはそこをひとりで走ったり,案内したりするボンコさん! そして,「絵本のように美しい世界があるのよ(ニヤリ)」という悪魔的ないざない!
恐れ入りましたでございます。
リキさん、
すごいでしょ~(笑)^^;。全部言いたいポイントを挙げてくださって、ありがとうございます。
連れてってください!と懇願しておいて、大変なところは大方押し歩く、というヘタレ具合でしたが、楽しかったです。
過酷な道を行く感じと、ランチの豪華さの落差がドラマチックでした(笑)。次回はもう少しレベルを落としていただく予定ですのでちゃんと走れますように!?
「過酷な道と豪華なランチの落差がドラマチック」 ── このフレーズいいですね。
そんなコース,ふつうはなかなかありませんからね。ちょっと憧れます。
リキさんもすんごい道を行かれてバイクを洗わないといけない、とか、しっかり遊ばれているじゃないですか~。
そちらのほうのおてんばロードもとっても興味あります^^。場面がガラリと変わる感覚が「旅」っぽく感じる要因もあるかもしれませんね。
ドラマチックなライド、もっとしたいですね~!